―これまでも選んできたし、今も選んでいるし、これからも選べる。―
いつもありがとうございます。
株式会社Peace Festaの越野です。
今日は、シングルマザーシェアハウスideauが生まれた背景をお話します。
僕もこの記事を見てくださっている人と同じく、×がついています。
子どもが生まれたのが2016年6月。授かり婚でした。
結婚式をしたのが同じく2016年。
僕が最後に子どもを直接見たのは生後2か月の時。
産後、元奥さんは家に帰ってくることはなく、
僕が最後に元奥さんを見たのは、その1年4か月後。
調停の最中でしたが、その後、調停は不成立になり、裁判も経験しました。
当時は、調停行くのが憂鬱で憂鬱で。
離婚調停って、家庭裁判所に行くんですが、
普段裁判所って行かないじゃないですか。
それだけでもちょっとビビっちゃうんですが、
毎回、意見陳述を作成して行くのもしんどくて。
当時から自営業だったので、お客様と会うのもしんどくなって、
メニエール病の疑いがある、との診断をもらい、まっすぐ歩けなくなり、
眠れなくなり、鬱っぽくなって激太りしてしまいました。
髪の毛が毎日ごっそり抜け、
体は眠たいのに眠れない、のがこんなにしんどいのか、というのも経験しました。
でも、ある時の調停中、
調停は通常、30分ごとに話をして、30分休憩(=その間は30分相手が話す)というのを繰り返すのですが、
僕の30分の休憩中、ある想いがよぎったんです。
「調停最中で、こういう経験をされている方が今現在、日本中にたくさんいるんじゃないだろうか。」と。
この経験が活かせないかなとふと感じたことが、
現事業の出発点になりました。
その後、今までシェアハウスをしてきた経験を踏まえ、
シングルマザーの方向けのシェアハウスが出来たらどうだろう、
自分の経験も含めて活かせたらどうだろう、という考えに、休憩中によぎったことを
今でも覚えています。
そして、家主様とのご縁もあり、
現在シングルマザーシェアハウスideauを運営するに至っています。
さて、ここまでを読んでくれた方に問いたいです。
「僕は可哀そうでしょうか?」
元パートナーや、子どもとの出会いと別れが無ければ、
僕は普通な家庭を築いていた…かもしれません。
でも、上述の経験がなければideauは生まれませんでした。
今、この記事を読んでくれているあなたへ。
“あなたは可哀そうな存在でしょうか?”
いいえ、ideauはそうは思いません。
3組に1組が離婚する時代。
ひとり親は、「普通」です。
LGBTQの当事者と言われる方は可哀そうでしょうか?
LGBTQと言われる方は、日本国内では約8%、
カミングアウトしていない方も考えれば、10%は個人的にはいるのでは、と思います。
40人の教室だったら、3人~4人は当事者だったかもしれません。
誰だって当事者であり、
誰だって「普通」なのです。
可哀そうかどうかは、自分が決めます。
気づく時期も、自分が決めるのだと今では思います。
(元)パートナーを選んだのも自分。
その方との間に授かった子どもと出会ったのも自分。
その上で生き方を今から選ぶのも自分。
全部、自分で選んできたのであれば。
この記事を読んでくださっている方の中では、
今、本当にしんどい時期に居る方もいらっしゃると思います。
こんな、個人的な経験でしか書けていない、ちっぽけな会社経営者の僕からのお願いです。
どうか、(元)パートナーへの憎しみや、
お子さんへの煩わしさなど、
個人の感情の昇華のために使わないで欲しいなと思います。
僕は、ideauを創るために、元奥さんや子どもと出会ったんだと、
今振り返って思っています。
明日は過去から引っ張ってくることではなく、
今から未来を引っ張ってくるものだと思います。
あなたの今の経験が、今、この瞬間に同じ状況になっている人の希望になれるかもしれない。
そのための必要な経験を学んでいるのかもしれない。
この記事では、
僕の経験をそのまま話させてもらいました。
この記事に出会ったあなた。
こんな僕でも、自営できてたりします。
だからあなたも、絶対に大丈夫です。
どうぞ、お話してください。
色んな話が来ても、あんまり引きません。笑
「いつだって、今日が最初の日で、今日があなたにとって、最初の挑戦の日。」
この記事を今日見たあなたが、今日という日が”人生の中の最初の挑戦の日”になれれば、
それほど幸せなことはありません。
ひとり親なんて、可哀そうでも何でもないですよ。
選べてるんだから。
選んできたんだから。
ご自身が経験したことを、これからの経験に活かしていきたいと思っている方と出会えることを、楽しみにしています^^